製品染めの大垣化染(岐阜県大垣市、野村末廣社長)は、カットソーを中心とした製品加工の技術を拡充している。
反応染めや硫化染め、ボールウオッシュ、ストーンバイオの洗い・バイオ加工、エアブラシ抜染といった各種の染色のほか、パウダーやピリングといった製品二次加工の種類を増やし、アパレルメーカーやセレクトショップなどからの要望に応える。
08年夏までは大型ローラーを使った寝装寝具の染色も受注していたが、中国生産品との差別化が難しくなってきたことから、ラインを廃止し、製品加工一本に絞った。
大量に染める製品とは別に、例えばムラ染めなどは古い窯を改良し1点1点仕上げができる装置も作った。また硫化染料を使ったパウダーブリーチは記事の裏からも染め、独特の風合いを出す。